第11回和風展の出展2作品について。

第11回和風展が、今年は諸事情により、4月から5月に変更に成りましたが、無事開催されました。
尚、展会場、運営管理のT2さんによると来年からは5月開催とするそうです。

出展期間が終了したので、今回は作品のまとめをしようと思います。
 
今年は二作品を出展しました、まず一作目は(蔵の中・幻想)です。
(クリックで大きくなります)

1200Warehouse04.jpg

以下出展の時書いた説明コメントです。


 蔵の中、幻想

横溝正史の耽美小説(蔵の中)より、その一節から妄想を膨らませて絵にしてみました。
と言っても、誰でも知っている読んだ事の有ると言った小説でも無いので、簡単に書いておきますと。

とある蔵座敷に美しい姉弟が暮らしておりました。
二人は肺の病に侵されておりまして、小説の書かれた昭和10年の頃は隔離するしかない病だったようで、それで蔵の中に籠って暮らしていました。
弟にやさしい姉でしたが、死の近づいてきた緊張感にとうとう気まで侵されて、ある日弟を無理やり押さえつけて、その腕に針で刺青を入れてあげると言いだしました。
姉は歌舞伎の役者絵が好きで、何枚か貼って観るのを楽しみにしていましたが、その中の特に好きな(五代目菊五郎 弁天小僧)の刺青を、弟の腕に自ら彫ってあげようとしたのでした。

とまあこんな感じの一節で有ります。
この後小説は合わせ鏡の様な虚実が前後して描かれる展開に成るのですが、知っている方も知らない方も、妄想をたくましゅうしてご覧に頂ければ幸いです。

主な使用アイテム。
HONEYさん。
蔵座敷(第10回和風展参加賞)・行灯・大名時計・鼓・折鶴・羽子板・簪。

hisayanさん。
階段箪笥(第10回和風展参加賞)。

tweetyさん。
開閉番傘(破れ傘に加工してすみません)。

三次。
チューリップ(第10回和風展参加賞)・文化人形。

PosePro11でレンダリング。



以下より詳細に追加説明おば・・・

映画化もされており、どちらかと言うと映画の方が有名なようで、あらすじを読んだところ、小説とは少し筋書きが違うようです。
もしかして、映画の方でご存知の方が多いかもしれませんが、私はそれは見た事が無く、小説の方から着想しています。
説明文の中に書いた(五代目菊五郎 弁天小僧)の役者絵、と言うのはたぶん絵の中のふすまに貼っている絵ではないかと思われます。
小説に書かれている絵の記述を基に調べたら、ほぼその通りの絵を見つける事が出来て、驚いたし嬉しかったです。
小説自体は横溝正史の創作したフィクションですが、描かれた世界は当時の現実に根ざして書かれているので、しっかりリアリティーが感じられるのだなと思いました。

そして私にとってこの絵の肝はtweetyさんの番傘で有ります。
ご覧の様にMetasequoiaで加工して、ボロボロにくり抜いております。

bWarehouse01.jpg

赤マルで囲った部分ですが、ドクロの形にくり抜いてみました。
観る人に死や不吉とか不安を予感させるのではと期待しての事でした。
曖昧なので気が付いてもらえないかもと思ったのですが、あまりにあからさまだと品が無いと思い、もし気が付いたら面白いと思える程度に留めました。
例え気が付いてもらえなかったとしても、自分として一番工夫した部分で有りました。
従って、各アイテムの配置や構図等、この番傘を中心に構成していきました。



続いて二枚目は(時の蜃気楼)です。
(クリックで大きくなります)

1200Mirage at time03

以下出展の時書いた説明コメントです。


時の蜃気楼

月明かりの中、荷馬を江戸へと引く二人の前に忽然と出現した蜃気楼。
それは昔語りに聴く竜宮城か、はたまた遠く異国の風景か、それとも未知との遭遇(レ・ミ・ド・ド・ソ)か。
だが、それこそが時の蜃気楼が映し出した、おおよそ百五十年後のこの地の風景で有ろうとは、想像だにする事は出来なかった。
(と此処まで書いて、果たしで自分は百五十年後の世界を予想しうるであろうかと、ふと思いを巡らすのであった。)

「プラント工場」 バージョン35、第10回和風展参加賞・お堂・電脳箱庭はるさん。
P4馬用荷馬馬具・石灯籠・M3用着物セット・M3町人髷・ぶら提灯・HONHYさん。
M3草履・hisayanさん。

使用ソフト・Vue2015Complete・Poser11Pro
 


より詳細な説明をば・・・。
此方の方は時間テーマのSFです、元ネタはありません。
最初シンプルな工場夜景の絵にしようと思って作成を進めていました。
しかし不意に僅か150年程度昔は江戸時代だったのだなあ、偉い変化したものだ、そう思うと感慨みたいな気分を抱いてしまいました。
その気持ちを一枚の絵に出来ないものかと試みたのがこの絵です。
之は大変だと思ったものの、背景に勿論はるさんのプラント工場を、前景にはるさんのお堂と、江戸暦HONEYさんのアイテムで江戸時代の風景を配して、何とかまとめてみました。

でも本当に大変なのはライティングでした。
工場夜景の写真を参考に試みてみたのですが、何しろ不夜城プラント工場、夜間いつでも緊急事態に対処できるように各メーターやバルブの調整が出来るように、要所全てに照明が施されているのだそうです。
その無数のランプによる照明感を出すのが非常に難しかった。
細かい事ははしょりますが、Vueのエコシステムと言う便利な機能ではライトが使えないとわかり、結局複製散布で無数のライトを配置しました。
その上で、如何にも有りそうな場所には、目立つようにカメラに向けたスポットライトを追加で配置しました。

bMirage at time01

まだよりリアルなライティングが有ったと思うのですが、今回は之が限界でした。
 


今日の後書き。
元々Poserクラブと言う所から始まった和風展ですが、今やPoserに限らず色んなCGソフトを使った展示会に成りました。
幸いこれからもT2さんのご尽力で開催されて行きそうなのでほっとしています、私の干支マスコット作りもですが、年に一度というスパンも良いのかもしれません。

さて今後ですが、まずはガラスの馬の仕上げが優先です。
その合間に前々回書いた(ZBrushCore)というスカルプトモデラーソフトの勉強を始めました。
ZBrushCore超入門講座と言う参考書まで用意しました。
何しろ勉強をすると途端に睡魔に襲われる持病持ち(T_T)なので、一日数ページずつ、でも必ず毎日少しずつでも進めています。
今の所・・・

bZBrushCore01.jpg

こんな感じ・・・
感の良い人なら一日で進みそうな所ですが、此処は焦らず進めて行こうと思ってます。

そして、そして!
いよいよ自作VRです。
待てば海路の日和あり。
先5月25日に、メール配信されるShade3Dマガジンで「月イチ新連載!「VRコンテンツへの道」!!」という企画が始まりました@@!
全く取っ掛かりの無かったVR自作ですが、之で光明が見えて来ました。
なんでもShade3Dだけでなく、 Unityと言うソフトも使うのだそうです。
Unityは名前だけは聞いた事が有って、ゲームを造り易くするユーティリティーかな~~位の認識です、違うかもしれない。
まずShade3D部分は問題ないと思うのですが、 自分がUnityが使えるかどうかです。
もし Unityが使えるの前提の解説だと、相当難しく成るかもしれません。
でも五里霧中だったこれまでと違って、確実に前に進めそうで、とても嬉しく思っています。


テーマ : 3DCG
ジャンル : コンピュータ

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和風展お疲れ様でした

こんばんは。和風展お疲れ様でした。今年もsannziさんの力作をはじめ、皆さんの作品に大いに楽しませていただきました。
「蔵の中」のどくろ、残念ながら私は気付けませんでした…。今改めて見直しています。「時の蜃気楼」のライトも、下の図を見ると気の遠くなるような労作ですね。あの美しさの裏にはこんな苦労があったとは…。
それにしてもsannziさんはさらに色々とチャレンジされていてすごいですね。私はここ数年、和風展が終わると燃え尽きたようになっているので見習わねばと思います。

和風展とVR

この間、ちらっと和風展を見てきました。
sannziさんの作品は、すぐに見つける事ができました。

「時の蜃気楼」は、sannziさんらしいと思いました。幻想的ですね。

SF時代劇のラストシーン、あたかも猿の惑星の自由の女神のようにショックな場面になりそうです!!


それと、横溝正史の耽美小説(蔵の中)でしたか。

僕は読んだ事がないのですけど前回、見た時には何とコメントしていいのかと思ったのですが、
やっぱり耽美ですねえ。

二人は肺の病、燃え尽きそうな命・・・
思いもかけない行動・・・

・・・耽美小説ですねえ。


それから、VRはどうなっていくのでしょうね?

セガのシェンムーやトゥームレイダーをやった時に架空世界が凄い事になる気がしたのですが、
やっと近づきつつあるのでしょうか?

リアルぶらり旅みたいなソフトというかコンテンツが出てくるかもしれませんね!

niseisyaさん、今日は(^^

niseisyaさんも三作品もお疲れさまでした。
それぞれ頓智が効いて面白かったです、つけものフレンズには笑ってしまいました(#^^#)
ドクロは、まああ隠し絵みたいなもので、わからなかったと思います。
北斎のお化け提灯みたいに、ストレートに分かるようにした方が良かったかなと思ってます。
時の蜃気楼のライティングは、方法が決まるまでが難しかったです。
本物に無数のライトが設置されているのならと、此方も無数のライトを配置してしまいました。
niseisyaさんのこの二人が明治維新後大実業家になるのかも、と言うコメントには、成程と感心してしまいました。
もうカツオだったかマグロだったか、泳ぎ続けないと死んでしまう魚の様に、常に何か新しい事をやっていないとままならなくなってしまいました。
CG界は常に日進月歩、新しい事が生み出されて行くので、良い時代に産まれたものだと思ってます。

あおば映治、さん今日は(^^

「時の蜃気楼」は最初工場夜景の再現にチャレンジ、のつもりが、江戸時代と組み合わせてみようと、大変な事を思いついてしまいました。
思いついたからにはやってみたく成りました。
実際は江戸時代の小道具が沢山配布されていたのでそれ程でも有りませんでしたけど。
むしろ本物も幻想的な工場夜景にする照明が難しかったです。

横溝正史の(蔵の中)は、小説好きの人より映画好きの方の方が知っているらしいです。
検索したら、ほとんど小説の方ではなく映画の情報が出て来ました。
私は知らなかったのですが、かなり耽美らしいです。

VRがどうなるのか、娯楽面だけでなく、教育、医療、多方面に発展していく事は間違いないと思っています。
私の場合娯楽面が大きいですけど。
セガのシェンムーやトゥームレイダー、懐かしいです(^^)/
やっていないけど、トゥームレイダーは既に一部VR対応が出ています。
リアルぶらり旅みたいなVRソフトも何個か出ていて、ゲームより気楽に遊べるので、北極圏VRとか遊んでます。

祭りの後

第11回和風展への出展作品と参加賞の製作、お疲れ様でした。
なんと、傘の破れがどくろの形になっていたとは。今頃になって
私もやっと気が付きました。他のところに気を取られていました。(笑)

プラント工場も大変な数の照明が配置されていたのですね。
お見事でした。

ZBrushCoreなるソフトも面白そうです。・・が、難しそうでもあり
ます。操作方法よりも作品をつくるセンスとかが問われそうです。
このソフトってZBrushの低価格版で約150ドルなのですね。
これなら、私でも買えない事もないですねぇ。

VRもいつの間にか世間に浸透しているのですね。
sannziさんの作るVRがどのように進化するのか楽しみです。

はるさん、今晩は(^^

本当に年に一度のお祭りが終わってしまいました。
なんだか気が抜けてしまいそうなので、かえって忙しくしております。

ドクロはもうちょっと目立つようにした方が良かったかなと思ってます。
まあ、潜在意識の中で不吉なイメージを持ってもらえたかもと、勝手に期待したりしてます(-_-;)

工場夜景の美しさは、とんでもない数の照明がされている結果と分かり、それならと此方も無数のランプを配置してみました。
複製散布は配置の範囲を数値設定しないといけないので、ちょっと工夫がいりました。

ZBrushCoreはアマゾンでペンタブ付がソフト単体と1000円弱の違いで売っていたのでそれを買いました。
今見たらその時より、値上がりしてしまったようです・・・
もし自由に使えるように成って、結果が良い様なら、ZBrushにもグレードアップ出来るそうなので頑張ってみようかなと・・・
おっと、まだそんな事を考えるのは早いですが。

VRは去年が元年、まだまだ之からだと思います。
自分は自作のシーンの中に入れればそれで満足なんですが、もしそれが叶ったら、まだ先へ進むかもしれません。
おっと!それもまだまだ早いですが(^-^;

御礼

こんにちは。
和風展、お疲れさまでした。今回も楽しかったです。
sannziさんの「蔵の中」から、変な場面を妄想して絵に作ってしまい、
ごめんなさい。(^^ゞ
参加賞も、ありがとうございました。

和風展で、みなさんの作品を拝見すると、色々とインスパイアされるのですが、
スグに忘れてしまいます(笑)。
燃え尽き症候群ならぬ、ただの健忘症。(^o^;;
今後とも、よろしくお願いいたします。

舞矢さん、いらっしゃいませ(^^!

此方こそ、楽しい絵を拝見させて頂き有難うございました(#^^#)
私の蔵の中の原点は、前年、舞矢さんがhisyanさんの掲示板に投稿された絵でありました。
衝立の奥から見え隠れした足がジタバタしているようで可愛くて、何かに隠すというのも良いなと思いました。

私の参加賞は、もうHONEYさんのに比べると恥ずかしい限りですが、何かのお役に立てれば幸いです。

私も皆さんの絵や、頂いたコメントを見ると、色々と参考に成ったり、驚いたりしてます。
思いついたことはすぐ忘れるので、メモに取っておくのですが、最近それすら忘れてしまいます(-_-;)
此方こそ、今後とも宜しくお願いします。

遅くなりましたが

和風展お疲れさまでした&参加賞ありがとうございました。
HONEYさんの参加賞共々ようやくじっくりと見ることができました(^^)
シュロガヤツリのシュッとした感じが格好良かったです。鉢もお洒落でインテリアに最適かと♪

傘のどくろマーク!言われて気がつきました。あからさま過ぎないところが上手いですね。端がところどころ破れているのも自然な感じで細かいなぁと思っていました。

二作目のライトの配置図は…凄い…凄すぎる。POSERやShadeでレンダリングしたら恐ろしく時間が掛かりそう、と言うか止まりそうです。色味が何とも三次さんらしい幻想的な色で素敵でした(^^)

和風展、今年はhisayanさんの投稿がなかったのが心配ですが、開催が急だったこともあるし…来年は復活されているといいですね。

「勉強をすると途端に睡魔に襲われる持病持ち」←私も一緒です(笑)
VRやZブラシ、それにガラスの馬の情報、楽しみにしております♪

tweetyさん、今晩は(^^

HONEYさんの参加賞、見ごたえあったと思います、私のはとも角(^.^)
鉢は観葉植物という事で、インテリアに成らないかと、自分なりに工夫して造ってみました。

傘のドクロは、もうちょっと解り良くした方が良かったかもしれないです。
北斎の破れ提灯の妖怪絵が好き、いやちょっとあれは怖すぎですが、提灯と傘の違いは有るけれども、あの絵もヒントに思いついたアイデアでした。
あのくらいあからさまにしても良かったかなと・・・出来る出来ないは別として(^-^;

2作目は色々試してもなかなかリアルな工場夜景の写真みたいに美しくならず、
なんであんなに美しいのだろうと考えて、それは無数の照明が施されているからだと結論に達しました。
本物の大プラントの照明の数や緻密さは、この絵の比ではない凄さだと思います。

hisayanさんは今回は参加されませんでしたが、それでも陰ながらその影響力は皆さん、それぞれ感じておられたと思います。

「勉強をすると途端に睡魔に襲われる持病持ち」←之を悪用、、、じゃなくて有効利用して、寝る前にZブラシの勉強を1ページでも2ページでもやって、眠く成った所でバタンと眠りにつくようにしています(^.^)
ガラスの馬はようやくポーズ造りを始める所まで来ました。
幸い小さいころから馬の絵を描いていたので、割と沢山の資料を持っていました。
プロフィール

SanziSannzi

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